起業に置いて、本質的に何を留意しなければらないのかを考えてみます。
(1)その事業は思い付きではないか
(2)経営者に事業を始める覚悟があるか
(3)事業を行うに足る資源はあるか
(4)事業に特徴があるか、もしくは特徴をつくることができるか
について検証する必要があります。
上記への不安をすべて消すために何ができるのかを考えて行動することが必要です。
そのためには、
(1)マーケティングを行っているか
(2)マーケティングの結果を受けて起業するものがどう判断するのか
(3)到達点はどこに置くのか
(4)余裕をもって起業する体制はとれているか
(5)始める事業に特徴がある状況をどのようにつくりあげるか
(6)自分のどれほどの資源を投入して事業を行おうとしているのか
(7)事業をバックアップする専門家をどのように集めていくのか
(8)資金調達をどのようにしていくのか
(9)事業経営を行う体制をどのようにつくりあげていくのか
に対する答えを自分なりにもつことが必要です。
私たちもそうですが、実際にいくつもの事業を行おうとして資金を投入し、十分に検討しないまま事業を始めた結果、失敗しているケースがたくさんあります。それらを始めるときには必ず成功すると考えてスタートするものの、スタートしてみたら鳴かず飛ばずであったことがたくさんあります。
また、公認会計士として上場会社の監査や税理士事務所として小さな会社の事業を支援してくる過程で、たくさんの事業を見てきていますが、それが本当にうまくいくことはそれほど多くはないことを知っています。うまく事業が開始されても、運営に問題があれば、せっかくつくりあげてきたものが一気に崩壊するということを多数みてきています。
私たち自身が小さな事業にトライアルしてきたことや、我々の経験からみたときに、起業がたやすいものではないことを身に沁みて理解しています。
また、過去つくりあげてきたネットワークにより、多くの会社や組織との関係があります。それは起業する主体に対し、さまざまなアライアンスを提案することができる資源になります。どのような事業を行うのか、どのような商流が必要なのかについての支援ができます。
したがって、机上で起業支援とうたっている会計事務所とは大きくその点が異なっていると自負しています。私たちとともに新しい世界をつくりあげていきましょう。